上野則男のメルマガ − システム企画研修 No.10 ★━━━━━━━━━━━ 上野則男のメルマガ ━━━━━━━━━━━★  ≪今号の内容≫  ■吉田松陰に学ぶ  ■SLCM研究会を始めました!  ■研修(オープン・コース)、セミナのご案内 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━No.10 09年7月━━★   小論に対するご意見・反論(掲載の可否は弊社で判断させていただきます)、  ご寄稿等はこちらにお願いします。     ueno@newspt.co.jp  随時、弊社のホームページにバックナンバを含め掲載いたします。  ご利用ください。     http://www.newspt.co.jp/data/mailmaga/mgbk.html ◆・◆・…━◆【吉田松陰に学ぶ】◆━……・◆・・◆  私どもが引越してきた小伝馬町には、有名な場所があるのです。  歴史が苦手な私はこれまで知りませんでしたが、  安政の大獄で有名な牢屋敷があったのです。  刑場もあり吉田松陰もここで処刑されています。  先日、牢屋敷跡にある十思公園の案内板を見ていましたら、  吉田松陰のことが書いてありました。      吉田松陰が、主宰する松下村塾で教えていたのは僅か2年足らずですが、  その間に教えを得た人達が明治維新で大活躍をしているのです。  高杉晋作、伊藤博文、品川弥二郎、桂小五郎、山県有朋、などです。  松陰が処刑されたのは30歳です。  その若さの2年間で  それだけの影響を与えられるというのはどういう教育をしたのだろうと、  教育に関わる者として強く関心を引かれました。  学問としての知識を教えたのではないだろうということは想定がつきます。     そこで遅れ馳せながら調べて見ました。  かっこ内は、「松陰の教え」総合法令出版によります。    「経書を読むの第1義は、聖賢に阿らぬこと要なり」  (どんな偉い人の本でもうのみにするな)  経書の読会のときにも、単なる意味の解釈をするのではなく、  今の時世・状況ではどういうことかという解釈を塾生に伝えていたそうです。  つまり、机上の学問ではなく応用問題の解答、  人生・実践に役立つ思考法を教えていたことになります。  五経の中でも実践的な孟子を重視していたことも納得がいきます。    「人生草露の如し、辛艱何ぞ麌るるに足らん。  一朝の苦を顧うて、遂に千載の図を空しくするなかれ」  (人生は短く、困難をおそれている時間はないのだ)  こうして、志ある塾生に行動を促したのでしょう。    長州藩士の子に生まれながら、  「士農工商によって身分の上下があるのではなく、  それぞれが自分の責任を果たせば人間としては対等である」  という教えも時代の流れを読んでいて  多くの人に受け入れられたものだったと思われます。  翻って、当社の研修はどうなのだろうと考えてみました。  当社の研修も知識を教える研修ではありません。  せんじ詰めると  「何かをする時には、その本当の目的は何かをよく考えなさい」  というものです。  この理屈は当たり前のことですから、  知識に留めたのでは何の価値もありません。    そこで、最近の当社の研修では実践付き  (研修の後、習ったことを実践しその報告会を行う)  を基本形としてお勧めしています。  その典型が、  住商情報システム殿でさせていただいている「要件確定力強化研修」です。  今年4年目ですが、初回から実践付きです。  7回の集合研修・4ケ月に及ぶ研修です。  今年は4クラスを募集されたところ応募者が非常に多く、  5クラスを開催することになりました。  昨年も同様の状況でした。  これは実践による効果が全社的に認められているからなのです。  ビジネスでは「結果が出てなんぼ」です。    吉田松陰も、  塾生が実践をして明治維新の成功に貢献したから評価されているので、  単に隠遁者として塾を開いていただけでは後世に認められなかったでしょう。 ━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥…━…‥…━━…━◆━…・◆・・◆   ◆・◆・━◆【SLCM研究会を始めました!】◆━・◆・・◆  SLCMは、ソフトウエア・ライフサイクル・マネジメントの略で、  ソフトウエアの企画・開発・保守・運用のすべてを研究しようという趣旨です。  これまで6年間継続したPMO研究会を発展的に改組したものです。  ソフトウエア・ライフサイクル全般では範囲が広すぎますので、  今年はソフトウエア保守(以下単に保守と言います)を研究することにしています。    この研究会の案内をご参照ください。    http://www.newspt.co.jp/data/slcm/slcm.html  ご承知のように、  保守は、開発保守の中で大半(7・8割)を占めるにも関わらず、  これまでほとんどの企業では本格的な改善検討をしてきておりません。    そこで、  数年前から本格的な改善を進めてこられました野村総合研究所殿に全面的にご協力いただいて、  保守業務の改善の研究に取り組むことにしたのです。    因みに野村総合研究所殿では、  保守業務と言わずにエンハンス業務と言っておられます。  前向きがお好きな野村総合研究所殿らしい表現です。  保守と言うと後ろ向きですものね。  今年度第1回の研究会は、6月25日に開催し、  以下の11社、合計26人が参集しました。   インフォコム(株)   (株)CAC   住商情報システム(株)   日揮情報システム(株)   日本証券テクノロジー(株)   (株)日本トラフィックコンピューターセンタ―   三井情報(株)   ヤマハモーターソリューション(株)   (株)野村総合研究所   (株)データ総研   システム企画研修(株)  当日は、野村総合研究所殿が数年に亘って進めてこられました  「エンハンス業務革新」の経緯や成果をご報告いただきました。  参加の皆様に大きなインパクトを与えたようでした。  今後は、以下のようなテーマが研究されることになる予定です。  具体的な内容は次回8月の研究会で決定されます。    保守の実施プロセスのあり方    保守用のドキュメントのあり方    保守に有効なツールの活用法    有効な保守を実現する方法    保守のSLAのあり方  実は、今年度の研究会はデータ総研殿と弊社の共催です。  データ総研殿は、昨年から保守問題の重要性に着目して、  お客様に保守業務の改善ソリューションを提供しております。  前掲の住商情報システム殿の実践でも  保守業務に関する多くの改善例が報告されております。  そのような知見も持ち寄って日本の保守業務の前進に貢献しようという試みです。  これからでも参加可能です。ご関心ある方はお問い合わせください。 ━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥…━…‥…━━…━◆━…・◆・・◆ ◆・◆・…━◆【研修(オープン・コース)、セミナのご案内】◆━…・◆・・◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【目次および開催日程】 http://www.newspt.co.jp/data/schedule.html  ▼ ISトップ・フォーラム・・・・・・・・・・・・・・・7/16  ▼ 開発成功の秘策研究セミナ・・・・・・・・・・・・・・7/27  ▼ 「要件定義ガイド」・・・・・・・・・・・・・・8/5 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  【研究会名】第2回 ISトップ・フォーラム   情報サービス業のトップの皆様を対象に経営改善に繋がるテーマを   ご研究いただく研究会です。つど参加も可能です。  【講 師】協和発酵キリン株式会社 情報システム部長中山嘉之 殿  【テーマ】協和発酵キリンにおける情報システム・マネジメント  【日時】7月16日(木)14時〜18時、その後情報交換会  【費用】会長・社長様お1人参加 :会長または社長お1人6.5万円、ご同伴者1名付き7.5万円  【詳細】http://www.newspt.co.jp/data/is/is2r1_02.html  【対象者】情報サービス業の会長・社長様 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【セミナ名】開発成功の秘策研究トップセミナ  【日時】7月27日(月) 14時〜19時  【費用】無料  【詳細】http://www.newspt.co.jp/data/info/semina/tops.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【セミナ名】「要件定義ガイド」策定ノウハウセミナ  【日時】8月5日(水)  13時30分〜17時30分  【費用】10,000円/1名(税込み)  【詳細】http://www.newspt.co.jp/data/semina/nouhaus.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥…━…‥…━━…━◆━…・◆・・◆ お申し込み・お問い合わせにつきましては本メールへの返信あるいは 弊社HPよりお願いいたします。 ↓ http://www.newspt.co.jp/data/schedule.html ☆★アドレス変更・送信停止等は本メールへの返信にてお願いします★☆ ========================================== システム企画研修株式会社 Tel:03-5695-3130、Fax:03-5695-3131 〒103-0001 中央区日本橋小伝馬町16-2 東事協ビル2F mind-pc@newspt.co.jp http://www.newspt.co.jp ==========================================