上野則男のメルマガ − システム企画研修 No.7 ★━━━━━━━━━━━ 上野則男のメルマガ ━━━━━━━━━━━★  ≪今号の内容≫  ■08年度の振り返り  ■これは何かおかしい  ■研修(オープン・コース)、セミナのご案内 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━No.7 09年4月━━★   小論、それに対するご意見・反論(掲載の可否は弊社で判断させていただきます)、  ご寄稿等は随時、弊社のホームページにバックナンバを含め掲載いたします。  ご利用ください。          http://www.newspt.co.jp/data/mailmaga/mgbk.html ◆・◆・……………━◆【 08年度の振り返り 】◆━……………・◆・・◆ 新しい期を迎えました。 MIND−SA事業は1984年の創業ですから 今年で四半世紀を迎えることになります。 皆様のご支援に深く感謝申しあげます。 08年度は、 長く事業をしていてよかったと思うことがずい分ありました。 それを順番に振り返ってみます。 _______________________________  1.まず、MIND−SA導入第1号の小売業殿でのことです。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1985年ごろにMIND−SAの受講生だった方が、 現場経験をされてシステム部門にCIOとして戻ってこられました。 この方は、 MIND−SAの真髄(5W2H)をずっと活用されていました。 ところが、戻ってこられたシステム部門では 企画書の作成に5W2Hを使用していないのを見て 「君たちも習ったのだろう。 企画書は今後すべて5W2Hで作成するようにしなさい」 と指示をされました。 そうして、 「適切な使用法を習得するために元祖の指導を受けよう」 ということで企画書の審議をする部門内のシステム企画会議に 上野がアドバイザとして参画するようになりました。 それ以後、いろいろなお手伝いをさせていただいております。 _______________________________  2.次は某大手商社のシステム部門です。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ この部長も海外勤務等を経て昨年着任されました。 1993年ごろの商社のシステム再構築に際して、 この方が事務局でした。 再構築の検討にMIND−SAを利用するということで、 役員を含む再構築検討プロジェクトメンバと 合宿をしたこともありました。 この部長が、そのころを思い出されて、 部下の教育をしてほしいと連絡をくださいました。 現在その教育を始めています。 _______________________________  3.実力No.1の総研殿のことです。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ある部門の中堅以下全員数百人に 価値目標思考とその実践方法(問題点連関図手法) の研修を実施してくださいました。 これは、その部門のご担当専務が、 価値目標思考(まず、何のためにそれをするのかを考えよ) を評価くださって、 変革時代の対応法を部下に身につけてもらいたい ということで実施されたものです。 「価値目標思考は当たり前のことではないか」という方は こういう対応をなさらないでしょうね。 _______________________________  4.大手SI業殿の実践付き研修のことです。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ MIND−SAの生みの親であり 25年以上お世話になっているSI業殿で、 要件確定を前進させる研修を3年前から実施させていただいています。 3年目の08年度冒頭に社内で募集をしましたら、 定員4クラス100人の枠に対して150人の応募がありました。 そこで、急きょ1回追加で125人の枠で実施することになりました。 この研修は、全体で7講座(1講座1日)あるのですが、 最後の7講座めは、6講座で習得した内容を 実務で実践して成果を出し、それを発表するものです。 この応募人気は、 過去2年に亘り成果を上げてきたことが評価されたものです。 実務で成果を出してはじめて、研修の価値が認められるのですから 当然といえば当然ですが、 その実例はまだまだ少ないのではないでしょか。 この研修を企画・運営しているSI業殿の責任者・実行者ともども 大喜びをいたしました。 _______________________________  5.次は大手SI業殿のMIND−SA研修の復活です。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 前掲3.とは別の総研殿のことです。 10年間ほど、MIND−SAの研修は中断していたのですが、 昨年再開され、何回か実施していただきました。 この時、お客様の社内で推してくださったのが、 以前のMIND−SA研修のご理解者(「シンパ」)でした。 これも大変嬉しいことでした。 多くのお客様の社内には、このような「隠れキリシタン」(意味は違いますが) が多数おられるのです。 _______________________________  6.開発ロスを削減する方法の研究会に10社が集まりました。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 上野は2006年冒頭から、 システム開発におけるロス(手戻り、手直し、手待ち)が多いので、 これの削減に取り組むべきだ、 という提言をしてまいりました。 そのための改善活動が、なかなか活発になりませんので、 当社自ら、開発ロス削減を実現するための研究会を 昨年10月に立ち上げました。 その時に、これまでご懇意にしていただいていた この業界の社長様に個別にお願いに回り、 ご賛同いただく企業様10社にお申し込みいただきました。 ご賛同いただいた社長様は、 やはり長いお付き合いをさせていただいていた方がたで、 ご縁の大事さを痛感いたしました。 なおこの研究会には、 これも長いご縁の野村総合研究所殿に、 アドバイザとしてご協力いただいております。 _______________________________  7.次はISトップ・フォーラムのことです。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 情報サービス業のトップのかた向けの研究会である ISトップ・フォーラムは08年度で12年を経過しました。 干支で1周しましたので、ひと区切りと思っていましたら、 メンバの皆様から「大変有効なので継続して欲しい」 という声をいただき、 09年度は「ラウンド2第1期」として開催することといたしました。 実施していることが皆様に評価いただける ということは大変な栄誉でございます。 _______________________________  8.このほか  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 何年も研修を実施しておられなかったお客様等3社から 09年度に研修をしてほしいという申し込みをいただいております。 この厳しい経済環境の中で大変うれしいことでございます。 今後も、 このように評価いただけるサービスを ご提供していかなくてはならないと念じております。 引き続きのご支援を何とぞよろしくお願い申しあげます。 ━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥…━…‥…━━…━◆━…・◆・・◆   ◆・◆・………………━◆【 これは何かおかしい?】◆━………………・◆・・◆ No.3(2008年12月)のこのメルマガで 「金川千尋社長の名言」として以下の文章をご紹介しました。 会社の仕事は「他社もそうしている」「以前もそうだった」 といった理由で進められがちだが、 まず惰性を振り切り、原点に戻って考えることが必要だろう。 「何かおかしい」と感じ、 「ではどうすべきか」と考えることが発展につながる。 おかしいと感じなくなったら、もうおしまいだ。  (金川千尋信越化学工業社長、2006年5月日本経済新聞「私の履歴書」) そこで、この金川社長の言葉を受けて、 「何かおかしい」と考える思考を身に付けていただくための 著書を準備中です。 世の中で起きていることの「これはおかしいのではないか」 と思われる題材を集め、 どうおかしいのかを上野流で解説しています。 その上野流の考え方が正しいとは限らないのですが、 そのように「ひねって」考えてみる練習や訓練には なるのではないかと思います。 その「おかしいのではないか」という題材は以下のとおりです。   1.「お客様は神様だ」のはき違え    2.食品偽装   3.三日坊主はなぜ?    4.業務効率化のためにメールを減らす?   5.利益改善のために交際費を減らす?   6.経営効率化のために間接部門の人員削減を行う?   7.経費削減のために研修費を減らす?   8.営業は外に出ろ?   9.個人情報保護は絶対的価値?    10.J−SOX法対応?     11.部長はおき屋の女将? 以下は「うまくいかない経営改善」の例   12.会議の改善   13.情報共有「ナレッジマネジメント」   14.部門間連携    15.業務の標準化   16.業務改革    17.ISO標準の導入    18.成果主義の評価制度   19.一律経費削減   20.社内カンパニー制   21.社外取締役    22.企業合併  以下はシステム構築の失敗例   23.「ペーパーレス」が目的?   24.「要求」と「要件」の違い   25.パッケージ利用が目的?   26.これ以外は現行どおりでよい?   27.要件をシステム部門と確認? このおかしな事例の研究のあとで、 「ではどうすればよいのか」ということになりますので、 改革成功の4原則として   1.目的・ねらいの追求    2.実行計画の具体化   3.コミットメント   4.対策の徹底実施 を解説します。 次号で具体的なご紹介ができるのではないかと思います。 どうぞお楽しみに?? ━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥…━…‥…━━…━◆━…・◆・・◆ ◆・◆・…━◆【研修(オープン・コース)、セミナのご案内】◆━…・◆・・◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【目次および開催日程】 http://www.newspt.co.jp/data/info/schedule.html  ▼ ISトップ・フォーラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・09年度ご案内  ▼ 第34期 MM式‘超’プロマネ養成研修・・・・・・・5/16スタート  ▼ 「要件定義ガイド」策定ノウハウセミナ・・・・・・・・5/19 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  【研究会名】2009年度(第2R)第1期ISトップ・フォーラム  情報サービス業・IT企業トップの方々をメンバとする  年単位の研究会を開催しております。  09年度は、下記ご案内の内容で開催いたします。  【日時】   ・年間6回開催(5月から翌年3月まで)   ・原則は奇数月の第3木曜日   ・14時〜18時、その後情報交換会  【費用】   ・年会費制とつど会費制の併用といたします。    【年会費制】年間6回分一括支払いで     ・会長・社長様お1人参加 :30万円/1年     ・同伴者とペアご参加 :36万円/1年     (注)年間会員様がご欠席の場合、詳細議事録をお送りします。   【つど会費制】1回ごとの会費支払いで    ・会長・社長様お1人参加 :6.5万円/1回    ・同伴者とペアご参加 :7.5万円/1回   ※上記いずれも消費税別です  【詳細】http://www.newspt.co.jp/data/info/is/is2r1.html  【対象者】情報サービス業の会長・社長様 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  【研修名】第35期 MM式‘超’プロマネ養成研修  【日時】5月16日(土)〜11月7日(土)*この間研修は計8回 【内容】相互啓発を重視した訓練中心です。  【対象者】プロマネの基礎能力を身につけ、本格的プロマネを目指す方  【費用】お一人 525,000円(税込み) *初めてご参加の場合は特別割引をさせていただきます。お問合せください。  【詳細】http://www.newspt.co.jp/data/epm/epm.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【セミナ名】「要件定義ガイド」策定ノウハウセミナ  【日時】5月19日(火)  13時30分〜17時30分  【費用】10,000円/1名(税込み)  【詳細】http://www.newspt.co.jp/data/info/semina/nouhaus.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥…━…‥…━━…━◆━…・◆・・◆ ---------------------------------------------------------------- お申し込み・お問い合わせにつきましては本メールへの返信あるいは 弊社HPよりお願いいたします。 ↓ http://www.newspt.co.jp/data/info/schedule.html ☆★アドレス変更・送信停止等は本メールへの返信にてお願いします★☆ ========================================== システム企画研修株式会社 電話:03-3440-1800、Fax:03-3440-1799 〒108-0074 港区高輪3-11-3 東信高輪ビル4F mind-pc@newspt.co.jp http://www.newspt.co.jp ==========================================