方法論
情報誌
会社案内
 
2005年度PMO研究会企画





プロジェクトの失敗原因の半分以上が前工程の不備です。仕様不備、見積り不備、契約不備が「3種の不備」と言われています。PMO組織は失敗プロジェクトを減らすのが使命だとすれば、モニタリングやチェックをするだけでなく、「こうすべきである」というところまで踏み込んでアドバイスしたいものです。そうなれば、PMOへの期待は飛躍的に高まるでしょう。そこで、この最も難しいけれども改善できれば大きな効果の期待できる前工程の不備の改善の研究をしようではないかということです。

オーダマネジメントとは発注・受注のオーダ(注文)を適切に実行するようにマネジメントするという意味で命名したものです。発注側からも受注側からもご研究いただけます。

目的
プロジェクトの失敗原因の過半を占める上流工程の不備(主として要件確定の不備、見積りの不備、契約の不備)を発生させないようにする現実的・具体的な対策を明らかにします。
ねらい
研究成果を各社のPMOから発行するプロジェクトマネジメント・ガイドに取り込んでいただきます。
研究で得られた知見をプロジェクトへの支援・指導に活用していただきます。これにより、PMOの存在価値・効用を高め、会社のプロジェクト失敗を大幅に減少させていただきます。



主として以下の観点から研究いたします。詳細は第1回の研究会において決定していただきます。
(1)
要件確定のあり方・要件確定への対応方法
要件はどのように確定されるべきか、そうなっていない時にどう対応すべきか。
(2)
見積りのあり方・見積りへの対応方法
見積りはどのように実施すべきか、それをどのようにして実現するか。
(3)
契約のあり方・契約への対応方法
契約はどのように締結するべきか、それをどのようにして実現するか、そうなっていない時にどう対応すべきか。


1回の研究会は午後1時半から6時までとします。
その後、情報交換会を開催し、自由な情報交換・意見交換を実施します。
初回に、要件確定・見積り・契約はこうあるべきであるという目標仮説をコーディネータから提示します。
以下の研究方法は現時点での仮案で、実際の研究方法は第1回の研究会で決定します。
その後、要件確定・見積り・契約をそれぞれ2回ずつ検討します。
それぞれ初めの回はチームに分かれて、目標仮説の妥当性、目標仮説が実施できない原因、それに対する対策を「プロマネ道場方式」(注:「プロジェクト成功の秘訣を探る!プロマネ道場から学ぶ」をご参照ください)で検討します。
3項目の検討の各々2回目は、チーム検討の続きと発表・全員検討を実施します。
最終の8回目は全体のまとめを行います。



第1期・第2期PMO研究会ご参加者
リスクマネジメント研究会ご参加者
それと同等の関心・経験をお持ちで、この研究会テーマを研究なさりたい方
研究内容の点から、PMO組織の方とプロマネ実務家がペアで参加されるのが最も効果的と思われます。
会場等の都合から20人を上限といたします。


左記の実施方法で実施するとすれば、以下の日程となります。実際にどうするかは第1回に検討していただきます。
第1回
05年6月
仮説提示と研究方法検討
第2回
7月
要件確定No.1
第3回
9月
要件確定No.2
第4回
10月
見積りNo.1 見積り方法特別講座含む
第5回
11月
見積りNo.2
第6回
06年1月
契約No.1 契約方法特別講座含む
第7回
2月
契約No.2
第8回
4月
全体まとめ


コーディネータ:上野則男(システム企画研修椛纒\取締役)
サブコーディネータ:松田義男(同上 研究員)
事務局:田村八重子(同上 PM事業副責任者)


年間お1人30万円
(年間8回開催、各回情報交換会費用込み)
お2人の場合は40万円(同上)

お申し込み/お問い合わせ
電話(03)3440-1800/FAX(03)3440-1799  E-mail:mind-pc@newspt.co.jp